
子育て世代に届けたい!薬の基本と注意点
子どもは薬に関する知識を持っていません。そのため、親が正しく薬を飲めるようにサポートする必要があります。まずは、薬の種類を知りましょう。医療用医薬品は受診した子どもの体質や症状に合わせて処方されるので、取り扱いには注意が必要です。また、副作用についても知っておかなければなりません。子どもは大人よりも薬による影響を受けやすいので、副作用が起こらないようにきちんと管理しましょう。薬を飲ませる際にも、様々な工夫を施す必要があります。
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病院で処方される「医療用医薬品」
医療用医薬品は病院などの医療機関で処方される薬です。市販されている薬とは違い、個々の症状や体質に合わせて処方されているので、本人以外が使用することは避けましょう。効果が高い反面副作用のリスクもあるので、用法・用量を必ず守ることを心がけてください。なお、処方箋医薬品は保険の対象になります。処方箋がなくても販売可能な医療用医薬品には、抗アレルギー薬や漢方薬などがあります。処方箋がない状態で販売する場合は、受診推奨を行った上でいくつかの事項を遵守しなければなりません。
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副作用って何?
薬の主作用とは異なる作用を副作用といいます。例えば、かぜ薬はかぜの症状を抑える効果があります。その一方で、眠気や倦怠感などが生じます。副作用の中には、用法・用量を守らずに薬を使用することによって起こるものもあります。食後に使用するように定められている薬を空腹時に飲んだ場合、胃が薬を食べ物と誤認して、胃の粘膜が荒れます。大人と同様に、子どもの薬にも用法・用量が定められています。副作用によって子どもが苦しまないように、正しく使用しましょう。
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子どもに薬を飲ませるときのポイント
子どもが薬を飲んでくれなくて困っている人もいるでしょう。子どもの状態は目まぐるしく変化するので、薬の効能や使用方法を十分に理解した上で、臨機応変に対応することが大切です。粉薬を飲むことが苦手なら、好きな食べ物や飲み物に混ぜて飲ませるといった工夫が必要になるでしょう。その際は、薬と相性のいい食べ物や飲み物を知っておかなければなりません。また、拒否感を示さないように、薬を飲みたくなるような雰囲気作りも求められます。
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