
薬の種類を解説!3タイプの違いとは
薬の基礎知識として、まずは大まかな種類の違いを理解しましょう。病院などで処方される薬は医療用医薬品といいます。患者ごとの症状や体質に合わせて処方されるため、高い効果が期待できます。ただし、使用する際は十分に注意しなければなりません。ドラッグストアで買えるOTC医薬品は手に入りやすい点がメリットですが、こちらも取り扱いには注意が必要です。近年、国が普及を進めているのがジェネリック医薬品です。開発コストが低いので新薬よりも安く販売できます。
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病院で処方される「医療用医薬品」
医療用医薬品は医師や歯科医師が診断した上で処方される薬を指します。医療用医薬品を受け取るためには処方箋が必要で、これには病気や怪我に対して処方される薬を指定した文章が書かれています。ただし、一部には処方箋が不要で薬剤師による販売が認められている薬もあります。処方箋医薬品は個別の患者の症状や体質に合わせて処方されており、この点が市販されている薬と大きく異なります。本人以外が使用することは原則として禁止されています。
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ドラッグストアで買える「OTC医薬品」
ドラッグストアなどで市販されている薬をOTC医薬品といいます。処方箋を必要とせず、自らの判断で選ぶ薬です。OTC医薬品は幅広く販売されているため、安全性が重視されています。ただし、体質や用法・用量などの使用状況によって左右される部分があるので、軽い症状であっても十分な説明を受けた上で使用しなければなりません。また、OTC医薬品は要指導医薬品と一般用医薬品の2種類に分けられます。種類によって、副作用のリスクや販売方法が異なります。
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効果も価格も安心!「ジェネリック医薬品」
新薬の特許期間が終了した後に製造・販売される薬のことをジェネリック医薬品といいます。新薬と同じ有効成分を有し、安全性も確保されているだけでなく、低価格での販売が可能です。新薬の開発よりも、期間や費用を大きく抑えられる点がメリットです。また、錠剤の大きさや形状など、使用者の利便性が考慮されている点もジェネリック医薬品の特徴の1つとして挙げられます。国が普及を進めていることもあり、今後はさらにシェアが拡大していくでしょう。
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