
薬の正しい服用ガイド
薬は正しい用法・用量を守って服用することが何より大切です。飲むタイミングなどが間違っていると強い副作用が生じるリスクがあります。それに加えて、飲みやすくする工夫も必要です。飲み込む力が弱まっている高齢者は誤嚥のリスクがあるので、十分に注意しなければなりません。子どもは薬を飲むことを嫌がるケースが多いです。その際にも、正しく薬を飲めるように寄り添ってサポートしてあげましょう。服用方法だけでなく、保管方法も重要です。
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正しい服用方法
薬は飲むタイミングが決められています。食前・食後・食間のどれに該当するかを確認した上で、適したタイミングで飲みましょう。また、水と一緒に飲むことを心がけてください。水以外で飲むと、飲み物の成分と薬の成分が相互作用し、トラブルが起きる可能性があります。飲みやすくするために薬を砕く人もいますが、本来の効果を得られない可能性があるので、これも避けましょう。子どもに大人向けの薬を飲ませるのも非常に危険です。
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注意したいのは「誤嚥」
薬の服用に関するトラブルで多いのが誤嚥です。特に注意が必要なのは、飲み込む力が衰えている高齢者です。誤嚥によって生じる誤嚥性肺炎は高齢者に起こる肺炎の7割を占めています。誤嚥性肺炎は、最悪の場合死亡することもあります。誤嚥を防止するためには、薬を飲みやすくするための工夫が必要です。オブラートやとろみ剤などを使用しましょう。最近は、服薬補助ゼリーを使用するケースも増えています。また、嚥下障害のある人向けの商品も多く開発されています。
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子どもに薬を飲ませるときのポイント
子どもに薬を飲ませる際は、臨機応変に対応してください。食後に服用する場合、お腹がいっぱいで飲めないこともあります。空腹時に服用しても構わない薬もあるので、事前に確認しておきましょう。また、高齢者と同様に薬を飲みやすくする工夫が必要です。食べ物や飲み物と合わせて薬を飲ませる際には、相互作用によるリスクがないかを確認した上で行ってください。薬を飲みやすい雰囲気作りや丁寧な説明、優しく寄り添う姿勢なども必要です。
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